僕が中学二年生の時の体験談です。
夏休みに父と兄とカブトムシ採りに行こうかとなり
夜中11時頃車で気分良く
カブトムシスポットをまわることになりました。
初めは二、三箇所回ったんですが
街頭が多くなかなか見つけることができず
犬なき山に行こうという事で
犬なき山に向かいました。
向かっている途中僕が座っている助手席の窓が少しあいて
父がいたずら好きなので怖がらせないでと父に伝えても父は
『なにもやってない』と言い張ったので軽い感じで流していたんですが
どんどん犬なき山の中に入っていき明かりもない所にたどり着き
『ここで取れなかったら諦めよう』と話し
3人で車をおりて15mぐらい歩いた時に
兄が突然『女性の悲鳴が聞こえる』と言い出し
耳をすましても僕にはなにも聞こえず
すると兄がまた次は『男性の低いうなり声がする』と
言い出し僕を怖がらせようとしてるんだと
思っていたんですが
耳をすましたらかすかに聞こえるんです。
すると次はかすかに犬の鳴き声が僕たち3人に聞こえてきてすると
犬の鳴き声の数がだんだん増えてきてさっきより距離が近くなってるように感じるんです。
するといきなりすぐそこに何十匹もいるように大量の犬の鳴き声が聞こえて
普段怖がらない父が『はやく車に乗れ』といい急いで車に乗って
無言のままカブトムシ採りを諦めて帰ることにしました。
後日父が知り合いの人に聞いたら犬なき山の上の方に鳥居があり
下の方にはお墓があって僕たちがいた場所はその間だったので幽霊の通り道だったってゆう話です。