私は人より眠りが浅いのか、よく夢を見ます。
夢の内容もしっかり覚えているほうで、色もあり感情もありストーリーもあります。
今から約10年前、10代の頃、
やたら「夢の中で、これが夢の中だと気付く夢」を見る時期がありました。
夢の中で、普通に私はふとんに寝ていて、朝が来たと思って起床します。
普通に朝ごはんを食べて学校に行くのですが、何かがいつもと違う。
学校に誰もいなかったり、みんながいても、いつもと表情がどこか違ったり。
私だけがパジャマ姿だったこともあります。
そんなとき、「なにかがおかしい。あ、これ、夢だ」と気付いて、
早く夢から覚めなければ、と思って、
夢の中の私は、なぜか頭を、固い壁や床に打ち付けます。
そして気を失い、ハッ!と、また布団で寝ていて起きるところから始まるのです。
夢の中で何度も夢と現実の区別がつかない夢を見て、何度もめがさめて何度目かにようやく、
本当の現実で目覚める、といった時期があり、
おかしくおもって色々調べると、夢の中で「夢である」と意識があり、
自分の意志で動ける夢は「明晰夢」と呼ばれているとしりました。
私の夢の中は暗い雰囲気がしたので、すぐ目覚める行動に出ましたが、
自在に動けるため、努力をしてこの夢をみようとする人たちもいるようです。
具体的には、「夢日記をつける」「寝る前に瞑想をする」「どういう夢がみたいか具体的にイメージする」
などをすると、夢と現実の境目がゆるみ、夢の中で好きな行動がとれるようになることがあるそうです。
ただ気を付けたいのは、夢と現実の区別がつかなくなって、事実かは定かではないですが、
現実でなかなか意識が戻らなくなった、という怖い話も聞きます。
明晰夢をあまり頻繁に見る場合は、精神が現実にたえられず疲れていたり、
いろいろな心配事があるときも多いようです。
ほどほどに、好きな夢が見られるのがちょうどよいかもしれません。