埼玉県所沢市にあるアパートでの体験です。
仕事の都合で所沢に引っ越す事になったので物件を探して築3年の新しいアパートに引っ越す事になりました。
新しいアパートでしたし変な謂れや事故物件ではないだろう…
と思っていたのですが引っ越ししてから何か変なのです。
和室を寝室として使う事にしていたのですが、その押し入れの中からたまにコト…と音がするのです。
引っ越しした時に荷物を整理して入れた時には特に何もなかったのですが、
寝ているとたまに聞こえる『その音』が気になって仕方ありませんでした。
古いアパートなら木が乾期などで乾いて音を出す『屋鳴り』かな~とも思ったのですが、まだ新しいアパートです。
『音』が気になった私は押し入れを捜索する事にしました。
やはり特に押し入れ内には何もありませんでした。
ですが、ふと実家の押し入れの天井が一部外れて天井裏を見れる事を思い出しました。
そこで押し入れの入り口近くの天井板を触ると持ち上がりました。
そして懐中電灯を点けて天井裏を覗くと…
そこには古びたアンティークドールが布に包まれた『何か』を持って置かれていたのです!
私は『うわ…』と思わず声が出てしまいました。
怖いですが多分、音の原因は『この子』だと思い人形を取り出しました。
そしてこの人形が抱えていた『何か』にもギョとさせられました…
布の中には何と『包丁』が隠されていたのです!
特に使われた様子はなかったのですが、それは何だか怖くて包丁はすぐに捨ててしまいました…。
人形は流石に、そのまま捨てるのも怖かったので人形供養をやっているお寺に持って行って供養してもらいました。
それからは押し入れで音がする事はなくなりましたが一体誰が、あんな所に人形を置いたのでしょうか?
もしかしたら何かの呪いの儀式だったのでしょうか?