中学生の時に学校でこっくりさんが流行していたのですが
隣のクラスの女子生徒が始めた事がきっかけでした。
あいうえお、から始める50音を紙に記載をし、
10円玉を二人で抑えると勝手に動き出して対話が出来るおなじみの遊びです。
知らない人には新鮮でありますし、本当に自然に動いているのか半信半疑の生徒もたくさんいました。
次第に自分達で始める人も増えて行ったのですが、
疑い深かった生徒達も不思議な力に魅了をされてしまい学年で流行って行きました。
休み時間にも教室で遊ぶ人が増えて行きましたし
放課後も学校に残って遊ぶくらいでした。
こっくりさんに質問を投げかけると答えを出してくれるのが魅力だったのですが、
色々と未来の事を聞いてみたり、誰の事を好きなのか等、
遊び心満載の質問をする事が殆どでした。
ですが中には度を越えた遊びをする人もいたのです。
隣の女子生徒がこっくりさんを相手にバカと挑発をしたり、
怒らすような言動で反応を楽しんでいたのですが、
返ってきた返事が、殺してやるでした。
怒った女子生徒が更に煽るように、
やれる物ならやってみろと怒り出し、
紙を丸めてごみ箱に捨ててしまったのです。
そして学校から帰宅をしたのですが下校中にダンプカーに跳ねられて即死をしてしまいました。
学校中で大騒ぎになりましたし、こっくりさんの呪いで殺されたのだと噂になりました。
その一見以来、学校ではこっくりさんが禁止になってしまい、
未だに忘れられない出来事として受け継がれています。