この話は私の妻の体験した話です。
その当時まだ私と付き合う前だったのですが、当時は岐阜県の某市に働きに行って、愛知県の某市に住んでいたのですが、その日もいつもと同じように仕事に行っていたのですが、その日だけはいつもと違う道を通ったようです。
その道は岐阜県で有名なトンネルのある道で、トンネル名は覚えていないのですが、検索すれば直ぐに出てくるかと思います。
その事は知っていたようですが、その日は疲れていて近道をしようと思いその道を通ったようです。
そして、そのトンネルに入ると薄暗くて気味が悪い感じで嫌な感じがしたそうです。
トンネルを走行中は何もなかったのですが、出口に差し掛かった頃、急に車の後ろの窓に無数の人の手形がバンバンバンと音を立ててつきました。
恐怖を感じたようですが、姿は見えなかった為気を付けて早く帰ろうと急いでトンネルを抜けたそうです。
その後は何事もなくしばらく走っていたのですが、愛知県に入って国道22号線を走っていた時、ハンドルが取られて横のガードレールに激突してしまいました。
国道22号線といえば、夜は80キロ以上のスピードが通常なのでもちろん妻もその位は出していたと思います。
車は前からぶつかったのですが、回転して後ろが激しく損傷してしまったようでした。
しかし、車は廃車になるほどの損傷にもかかわらず本人は怪我一つしていなかったのです。
霊は必ずしも災いをもたらすとは限りません。
そこにいた霊が妻を守ったのでしょうか。
真意はわかりませんが、どちらにせよ、もうそのトンネルには近寄らないようにしているそうです。