これは私の彼が当時体験した話です。
彼は高校からの友達5人(仮にA、B、C、D、Eとします)とはすごく仲が良くいつも一緒に遊んでいたそうです。
特にEとは仲が良かったそうです。Eはお調子者でみんなのムードメーカー的存在。
高校を卒業し、大学生になっても変わらずグループで遊んでいました。
彼も友達みんなもそれぞれ車を持っていまいしたが、
彼の車はワンボックスカーで一番大きかったので彼が車を出すことが多かったそうです。
大学に入学してすぐに、彼にグループでは心霊スポット巡りが流行っていて、色々と心霊スポットに行ったそうです。
とある日みんなでいつものようにN県にある心霊スポットへ行こうということになったそうです。
ですが、彼は風邪をひき行くのを辞め家で寝ることにしました。
いつもは車を出すのは彼ですが、Aが自分の車を出してB、C、D、EでN県に行くことに。
到着するとそこはN県ではすごく有名な廃墟になった小学校。
車を停めて、みんなで小学校に入ろう。としたときでした。
Eがトイレをしたいということで一人でトイレをしに行くことになりましたが、みんなはEを残し先に行くことに。
小学校の中を少し歩いたところで、なかなかEが追いついて来ないことを心配になってBはEの携帯に電話することに。
小学校に入る前には携帯の電波はしっかりとあったはずなのに、中は圏外になっていて全く通じず。
AやC、Dも携帯を確認すると圏外。
困っていても仕方ないと思い、一度小学校を出てEに電話をかけてみようということになり、来た道を引き返した4人。
ですが、引き返してくるときにもEとはすれ違うことはなかったそうです。
小学校を出て、Eに電話しようとしたらタイミングよくEから電話がCにかかって来たのです。
C「おいE!お前今どこいるんだよ!探してたんだぞ!」
E 「ごめんごめん。俺今からお前らのところに行くから待っててよ。」
そういうと電話が切れ、上から何かがすごい勢いで降って来た。
一同ビックリして見てみると、なんと電話をしていた相手のE。
Eが校舎から飛び降りたそうです。
救急に連絡しましたが、残念ながらEは亡くなったそうです。
警察は、Eの自殺と判定し厳重注意をしたそうですが、警官のおじさんから
「警察の自分がいうのも変だが、ここは遊びで来るような場所ではない。おじさんは君たちみたいな若者何人もみてきた。
もうこういう遊びは辞めなさい。」といわれたそうです。
家で寝ていた彼はというと、Eが何も言わず笑って立っている夢見ていたそうです。
Eは彼に何かを伝えたかったのでしょうか。
それ以降彼らは心霊スポット巡りをやめたそうです。