昔、一軒家に暮らしていたときの話です。
当時15歳ぐらいだったかと思います。
その家は昔から妙な怪奇現象ばかりが起こる家だったなと今になって思います。
ザッピング(テレビのチャンネルが頻繁に切り替わること)がおきたり、弟がいるのですが夜中になると「痛い、痛い」と言って、母親がどこが痛いのか聞いてもただ痛いとだけ言ってるだけで夜起こされるので母親が眠れない日々だったと言っていました。
その家には色々あったのですが、その中でも僕が体験した不思議な体験を紹介したいと思います。
この家は2階建ての家です。
そしてある時間、夜中の2時ぐらいだと思うのですが決まった時間になると2階でバタンという音が鳴るのです。
何か倒した音のような、扉が閉まった感じの音がなります。
僕たち家族は一階で皆で寝ているのですが、その音で起きる事もありましたし皆その音には気づいているようでした。
しかし皆、怖がるようなことはなく、何かが倒れた音だろうと気にもしていませんでした。僕もその一人です。
そしてある日二階で友達と麻雀を夜中までしているときの事でした。
もう少しで2時になろうとした時、ぐ~バタンというような音が鳴ったのです。
友達の皆は何だこの音とびっくりしているようでしたが自分はいつもの事なので、こんな音はいつもするんだよとびっくりする事もなく説明しました。
ですが友達はこの音はおかしいと見に行ったほうが良いと言ったので見に行くことになりました。
しかし何もなく、倒れてる物も何もないし、扉も開いたままです。
それから、引越してある怖い話のテレビを見ていた時に自分と同じ体験をした事がある人がいて、その人の話によると首吊りをして、その時に椅子などが倒れる音なのじゃないかと言っていました。
たしかにそのような音だったかと思います。
何もなくて良かったですが、今にして思うと何で気にしていなかったんだろうと思います。