【幼いころから金縛りにあっていた姉】
40代の主婦です。私の姉は、幼い頃から霊感のようなものがありました。
私と一緒の部屋で寝ていても、朝起きるといません。
どうしたのか?と思いきや、
「昨晩、金縛りにあって怖くなったので両親の部屋で寝た」というのです。
地元は愛知県で、戦国時代に豊臣秀吉側と徳川家康側が戦って戦場となった場所が近く、
金縛りにあったときに、戦の合戦のような、ほら貝の音や戦っている人々の声、
また、甲冑を着た落ち武者のような幽霊が見えたといっていました。
また、姉は、「手からブローチが出てきた!」と私に興奮して話して聞かせたこともあります。
当時は、何をいっているのかわかりませんでしたが、テレビでインドのサイババが話題になっていた頃、
手からネックレスを取り出すサイババの姿を見て、
「幼い頃、姉がいっていたのは、これか?」と思ったものです。
【大人になってからの姉の霊感は?】
私も姉も今や子供のいる普通のどこにでもいる主婦ですが、大人になってからの姉の話をしましよう。
姉が沖縄に家族旅行に行ったときの話を聞いたものです。
戦後70年以上経ちましたが、大戦当時、激戦地となった沖縄には、今も多くの戦時中の遺跡などが残っていますよね。
姉たち家族が沖縄戦で日本海軍の司令部が設置された地下壕である「旧海軍司令部豪」に足を踏み入れたときの話です。
迷路のように掘りめぐらされた壕内に、少将が部下将兵とともに自刃した司令部屋や医務室、衣糧庫、発電室や、さらに丘の上には、海軍兵たちをまつる海軍慰霊碑が建立されているそうです。
自刃した司令部屋を見ていたときに、姉の脳裏にその光景がフラッシュバックのように再現されたそうです。
また、慰霊碑のある丘では、敵が攻めてきたことを慌てて報告しようとしている見張り役の兵とその仲間たちの姿が見えたといっていました。
大人になってから、姉と霊体験みたいな話はしたことなかったのですが、
「ああ、姉ならあり得るかもな」と思い、特に私は、驚きませんでした。
変な中年姉妹ですかね?