これは、以前友達と
六月の真夜中の12時過ぎを回った
興味本位で心霊スポットに行った時の話です。
北海道の北見に住んでいた時に、
その頃仲の良かった友達男一人と、
女の友達と自分の3人で、
良くドライブをして遊んでいました。
その時たまたま、
この周辺では、都市伝説並みの心霊スポットも多く、
3人ともよくそういう所に車で行き、
ただのドライブ気分で、
今日はどこに行こうかなど、
くだらない話をしながらその日も、
ただ車を走らせていました。
たまたま男の友人が、
ある近くのトンネルが心霊スポットになっているという
話を聞いて試しに何もないと思って、
軽い気持ちでその噂のトンネルに向かって見ました。
聞いていた話とは違って雰囲気があり、
山道をどんどん登り、
街灯など山道なのであるわけもないので、
車で行ける所まで行こうと、
少し無理をしながら細い道を走らせました。
トンネルまであと100メートル位の所で道が、
草木で閉ざされ車では行くことが出来なくなりました。
流石にここまで来たら、
歩いて見てこようという話になり、
ライトなど持って来なかったので
車のライトの光を遠目で照らし3人で歩いて行きました。
気温は真夏なのであったかいはずなのですが、
少し風が吹き寒いような気がしました。
その時は周りの雰囲気もあって、
そう感じると言い聞かせながらト
ンネルの方に進んで行きました。
草木の揺れる音、
鈴虫のなく音以外聞こえなく、
3人とも少し怖くなりながら歩いて
トンネル入り口を覗きました。
線路が敷いてあり、
草も高く生い茂って今は使われていないような感じで、
ここまできたら少し中を見てみようと、
中に入り少しして誰かが叫ぶような声が聞こえてきました。
3人とも急いで走って車に戻りました。
その戻る瞬間、
青白い男の子が膝を抱えてこっちを見ているのを感じました。
このまま目を合わせてはまずいと思い夢中になって走りました。
車に戻りすぐ2人に聞きたかったのですが、
しばらく聞けず、町についてから話してみましたが、
2人ともそんなの見てないと言っていました。
私が見間違えたのかは、今となっては確かめる事ができません。
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