私の友達のU君が3年前、夏、北海道すすきのの地下駐車場で体験した怖い話を聞きました。

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先日、地元の友達のU君と久々に会うことになりお酒を飲みながら話しました。

U君は3年前に北海道に行った時の話を始めました。

当時、U君は工場に勤めてましたが海外拠点にシフトを置き、国内の工場も縮小や閉鎖となりました。

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U君の勤めている工場もリストラや配置転換で人が次第に少なくなってきました。

U君は仕事も真面目で、工程ラインの主任で担当していたので、本人も県外の工場の転勤を覚悟していました。

ですが、会社は非常にもU君にリストラの宣告を出しました。

納得いかないU君は会社に抗議しましたが、変わりは他にいるとか、別の職種に行った方がいいとの一点張りでリストラされました。

更に追い打ちを掛けるように、U君は当時お付き合いしていた女性がいたのですが、リストラや他県に転勤を嫌がり別れました。

U君は悲しくなり、丁度夏の熱い今頃、車に乗って東北、北海道、関東、東海、関西の旅に出ました。

癒しと考える時間の為に。

出発する時私に電話してきてその詳細を話してくれました。

だいぶ落ち込んでいましたが、彼は気持ちを入れ替え出発しました。

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彼は東北六県を周り、格安の漫画喫茶やスパに寝泊まりしながら北海道に入りました。

U君はこの頃心の傷も癒えてだいぶ復活しました。

彼は北海道に入り、函館に行き、そして札幌に朝一で到着しました。

U君は札幌に来た爽快感からラーメンや風俗を楽しもうととある地下駐車場に車を停めて街に繰り出したのです。

U君はキャバクラやラーメン等食べて満喫し楽しんだそうです。

それまで節約していたお金を使いストレスを発散しました。

夜ラーメンを食べて、時刻は23時になろうとしてました。

彼はこの日の宿は朝から遊んでいたためにまったくノープランで考えてませんでした。

ラーメンを食べた時点ではお酒も飲んでいなくて酔いも醒めていました。

ですが、遊び疲れて眠くなりました。

U君はスパや途中で見つけた漫画喫茶で宿泊も考えたのですが、あまり良くないかもしれないけど、

車を停めた地下駐車場で寝ることに決めました。

ドン〇ホーテやガ〇トを通り車の場所に向かいました。

車に来て、後部座席で体を投げ出して眠りの世界に着きました。

人もいないし、照明も薄暗く見つからないだろうと思いながら寝たそうです。

ですが、夜の3時頃でした。

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U君は喉の渇きと、カンカンとする物音で目を覚ましました。

U君は誰か来たかなと思い、車からそっと周りを見ました。

ですが、人は居ません。

安心し、持っていたペットボトルの水を飲み再び寝ようとしました。

カンカンと音が再び聞こえました。

U君は見つかったりしたらマズイし、謝らなくてはいけないと思い意を決して車から下りました。

見回しますが誰も居ません。

地下駐車場は意外に涼しく、U君はちょっと鳥肌が立ったそうです。

どうしようかと考えているとカンカンと再び音が聞こえました。

音の方を向くと並んでいる車の方から聞こえてきました。

一台の錆びたような軽自動車から聞こえてきました。

U君は気になって車の方に行きました。

車の外観は錆びて汚かったけど、中のシートなどは普通で何もなくて綺麗でした。

ホッとした、U君は自分の車に戻ろうとした時でした。カンカン。

また音がその車からしてきたのです。U君は車を覗きこみました。ですが、人は居ません。

周りも見ましたが、音もするような要因もなし。

周りの車に人もいないか見ましたが、誰もいない。

不思議だと思いながら去ろうとふと、軽自動車を再び見た時でした。

軽自動車の後部座席から女性の青白い顔があったのです。

U君は寒気を覚えました。女性が居たと思って驚きました。

ですが、よく見ると黒髪でボブカットの女性の首から下が見えませんでした。

しかも、U君と目が合い、ニコリと笑いました。

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口が歪んでいて気持ち悪かったそうです。口の周りが少し血だらけだったそうです。

「わああっ!!」

U君は全速力でその場を走り去り、非常階段を駆け上がり走りました。

駐車場を出て、とにかく走り、近くのコンビニに入りました。

息を切らし、U君はコンビニで息を整えました。体中から汗がでて止まりませんでした。

驚いた店員さんが、「だ、大丈夫ですか?何がありました。顔色悪いですよ。」と駆け寄ってきました。

U君はレジのホッドドックやチキンが入れてあるケースのガラスに目をやりました。

顔色が青白く唇が紫色になってました。

トイレに行って確認したら、体中は汗かいているけど、顔は青白くなっていました。

U君は水を買って飲んで、朝になるまでコンビニ付近に居たそうです。

仕事帰りの人や、出勤の人達を見るまで落ち着きませんでした。

それから、気持ちを落ち着けて車に戻りました。

あの軽自動車はありましたが、視線をやることなく車に乗って地下駐車場を後にしました。

その後、U君は富良野や十勝を周り、その後関東、東海を周り約2か月かけて帰ってきて旅を終えました。

何事もなく無事に旅ができたそうです。

それから就活し現在清掃会社と他のアルバイトで頑張っています。

「今でもあの首だけの女性がなんだったのかわからない。

でもあの女性を見て恐怖で自分は死ぬんじゃないかと思った。

あの恐怖を体験したら、もうどうでもいいや。

やるだけやって死のうという覚悟ができたよ。」

と笑いながらビールを飲んで話してました。

そんな、U君が体験した怖い話でした。

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