大学生で、車の免許を取りたての頃、毎日のように友人とドライブをしていました。
最初は観光地や夜景の綺麗なスポットなどを巡っていましたが、
なにせ、時間のある大学生ですから、段々行先も限られてくるようになりました。
そんな時に、友人の一人が『心霊スポットに行こう!』と言い出し、
好奇心旺盛な年代だったこともあり、各地の心霊スポットを巡るようになりました。
そんなある日、福岡では有名な犬鳴峠という心霊スポットがあり、そこに行こうということになりました。
そこは、数ある心霊スポットの中でも本当にやばいという噂がたっているところです。
例えば、トンネルから一本道を真っ直ぐ行くと、村があり、そこはかつて大量虐殺が行われた村であるとか、
今現在も人が住んでおり、日本の憲法の及ばないエリアなので治安が悪く、生きて帰った人はいないだとか…
峠の手前に電話ボックスがあり、その公衆電話に近づくと電話が鳴り、無言のまま切れる。
廃車になったバスが捨ててあり、そこが幽霊の溜まり場になっている。
などなど、恐ろしい都市伝説が数えきれないほどある峠です。
そこに行こうとなり、車2台6人で向かいました。
そのうち、私が乗っていた1台の車中で『やっぱりやばそうだから、引き返そう』という話になり、
もう1台に連絡をとると、自分達は行くということでした。途中で別れを告げ、私たちは帰路につきました。
夜中の1時ぐらいだったと記憶しています。
帰りの車中で友人一人の携帯がなりました。
しかし、その友人は携帯画面を凝視したまま出ようとはしません。
『どーしたの?』と聞くと『先月事故でなくなったAからの着信だ』と言うのです。
心霊スポットに行こうとしていただけにさすがに怖くなりましたが、とりあえず出て見ることにしました。
すると、相手はAの母親でした。
ほっとしたのも束の間、Aの母親から飛んでもない事を言われたのです。
『あなたたち今危ないところに行こうとしてない?』と。
びっくりして経緯を聞くと、『今夢にAが出てきて、友達が危ないところに行こうとしてるからとめて!!』と言われたということでした。
一気に怖くなり、犬鳴峠に向かってるもう1台に連絡をとると、
そちらの車中でも、助手席に乗ってる友人の様子がおかしいということで、直ぐ様引き返すように伝えました。
後日助手席に乗っていた友人に話を聞くと、運転手の後ろから抱きつくように腕が見えていたそうです。
きっとなくなったAが、引き留めにきてくれたんでしょう。
後日、Aのお墓参りに行き、お礼を述べ、これからも見守っててねとお願いしてきました。
それ以降心霊スポットに行くこともなくなり、結局犬鳴峠にはいまだに行ったことがありません。
今は整備されて入れなくなっているそうです。
犬鳴きトンネルの恐怖(体験談2つめ)
あれは私が24歳で結婚したてのころです。
今は離婚していますので元夫と書かせていただきます。
当時は幼稚園で先生をしていました。
仕事を18時であがり帰宅し夕飯を作っていたところ元夫のいとこの女の子が犬鳴き峠に行ってみたいと電話をかけてきたことから急遽、地元では有名な心霊スポットである犬鳴き峠にドライブに行くことになりました。
そこへは何度か行ったことあったのですがあまり立ち寄りたくない場所で、その日も嫌な予感しかありませんでしたが、ある程度の霊感があると自負している私がついていけば大丈夫だと思いついていくことにしました。
いとこを迎えに行き車にのせて現在では宮若の山道をとおり犬鳴き峠へ向かって行く途中、1日の仕事を終えたあととはいえ眠くもなく辺りの景色を楽しむ余裕がありました。
犬鳴き峠の心霊スポットは旧トンネルが最大で旧トンネルは当時は観音開きの門がつけられていて厳重に鎖で施錠されていました。
ところがその日は施錠がはずされており鉄の門も全開の状態でした。
旧トンネルへ誘われている気持ちに不安を抱きながら車は門を通過しました。
門から旧トンネルまでは少し距離がありますが何十分もかかる距離ではありません。
ところがなかなか旧トンネルまでたどり着きません。
私の不安は募るばかりでした。
車はどんどん暗闇へ進み旧トンネルはもうすぐかと思ったとき突然私は意識を失いました。
感覚としては突然の睡魔が襲い眠り込んだという感覚です。
どのぐらい時間がたったかわかりません。数分もしくは数秒だったかもしれません。
元夫といとこが「まだかな。遠いね」などと話している声が聞こえた瞬間
頭の中は崖へ落ちる車のイメージで支配されました。
ヤバイ!!と思い力を振り絞って目を覚ますと車は舗装されていない獣道のような道を走っていました。
慌てて「危ない!この先崖だよ!引き返して!」と声をあげると元夫は無表情のままハンドルを握り車を前へ進めます。
もう一度「この先崖!殺される!」と元夫を揺さぶると元夫は我に帰り車を止めバックさせ元の道に戻りました。
後日、明るい時間に犬鳴きトンネルへ行ってみました。
道なき道へ行くわき道は一切ありませんでした。
元夫やいとこに旧トンネルはくぐったのか尋ねると潜ってないといいます。
あの日私たちはどこへ連れて行かれていたのか。
もし私が起きることなく眠ったまま意識を失ったままだったら、どうなっていたのか想像すると今でも恐怖がよみがえります。