地元のよく行く公園があるのですがこの公園は、
春には桜が咲き綺麗な景色が拝見でき、
今の時期はつつじの名所であり秋には紅葉がきれいな公園があるのですが、
ここの公園に神社があるのですが、そこの看板をに書かれていた伝記が書かれていて、
それを読んで少しゾッとしてしまいました。
その内容が、
昔の話ですが、麻取りば場で働く女たちがある冬の夜に、怪談話をして話が盛り上がっていたそうです。
そこで誰か幽霊滝に行ってみてはということになったのです。
そこで安本勝という気丈な女が、皆の麻を貰う代わりに私が行こうといいだしました。
そこで証拠として賽銭箱を持って帰ることにしたそうです。
そしてお勝さんは赤子を背中に背負って滝へ向かいました。
誰も通らない夜道を駆けて行き、幽霊滝につきました。
そして、お目当ての賽銭箱を水明かりの中に見つけ手を伸ばして取ろうとすると突然
「おい、お勝さん」と滝から声がする。
お勝は動きを止めました。
すると再び「おい、お勝さん」と怒気をはらんだ声がしたが、
気丈なお勝はその声に構わず賽銭箱を掴むと駆け出して麻取り場まで戻っていったそうです。
戻ってきたお勝を皆が称賛し、麻は全てお勝の物となりました。
そして背負っていた赤子を降ろそうとすると背中がぐっしょりと濡れていることに気づいた。
それは血まみれの赤子の着物が床に落ちました。
なんと赤子の首はもぎ取られていたのです。
この怪談の舞台となっている幽霊滝は神社の中にあり現在もあります。
この滝には2歳にならない赤子を連れてきてはならない、という禁忌が存在するとも言われているそうです。