島根県の黄泉比良坂へ行った時の怖い体験です(松江市出雲町)

スポンサーリンク

これは知り合いのY君と先日飲んで聞いた怖い話です。

Y君は実家が農家で、秋まで農家の仕事。

冬場は作業ができないので、某宅急便や他の会社でアルバイトし一生懸命働いてます。

スポンサーリンク

彼とは年に数回飲む機会があり色々話をしました。

その中で昨年の秋に、Y君は野球好きの友達に誘われて広島カープの試合を見に行かないかと誘われたそうです。

収穫時期も終わり、親からも許可が下りて、友達のM君と共に中国地方の旅行を兼ねて試合を見に行ったそうです。

広島県のマツダスタジアムで試合を見て止まり、近隣の県を車で周ったそうです。

鳥取砂丘を行き、その後島根県に入りました。

いろんな場所に行き国道9号を走っていて、米子市の方に入ったそうです。

すると「黄泉の国へ入り口」と書かれた看板があったそうです。

「おっ、何だおもしろそうじゃん。話のネタに行ってみるか?」とM君は言ってきました。

Y君は内心は行きたくないと思いました。

ですが、運転手のM君に悪い気がして、仕方なくOKしたそうです。

暫く車を走らせると、黄泉比良坂という場所に到着しました。

時刻は15時くらいだったそうです。

スポンサーリンク

天気も晴れていたそうです。

Y君は到着した時に異変を感じました。

秋とはいえ結構暑かったのですが、着いたときに急激に寒気を背筋に覚えたそうです。

M君に車から降りようと言われ従って降りました。

ですが、少し息苦しく肩や背中にやけに重さがありだるかったそうです。

そこには大きな石の石柱や鳥居がありました。

人もいなくて何となく重いというか不気味にY君は思えたそうです。

M君は能天気に

「こんな場所あるんだ。寂れていてイイネ.」

等と訳の分からないことを言っていました。

M君は自分のスマホをY君に出しました。

「記念に撮影して。」

Y君は速く去りたいために素早く取り、石柱をバックに撮影しようとスマホを覗き込みました。

すると、後ろの石柱の森の辺りが何だか白くぼわっとしたものが写りました。

最初は煙みたいな感じでしたが、それが人の顔のような輪郭でした。

Y君はそれを見て胸のあたりが気持ち悪くなりました。

「どうしたの。速く撮ってよ。」

M君に催促されY君は撮影しました。

撮影が終わり、Y君は直ぐに車に戻りました。

やがてM君も戻ってきて車に乗り、泊まる兵庫県の方に向かいました。

しかし、30分くらいたった頃でした。

M君がコンビニで車を止めました。

「うう、は、腹がい、痛い。く、車代わりに運転してくれ。」

M君の額から脂汗が流れ彼は苦しそうにしていました。

スポンサーリンク

顔も真っ白で元気がなく苦痛の表情でした。

Y君は運転を変わり、ナビで近くに病院があるのを見つけそこまで行きました。

病院は空いていて見てもらいました。

特に異常はなく、お腹の冷えなんじゃないかと言われ薬を貰いました。

飲んでしばらくするとM君はだいぶ良くなりました。

Y君は兵庫県の泊まる温泉施設まで車を走らせ、予定より遅い到着で夜に着きました。

それからお風呂と食事をし、二人は何事も無く会話し、部屋に戻り寝ようとしました。

すると、スマホをずっと見ていたM君が青ざめた表情でY君の所にきました。

「な、なぁ、こ、これお前が撮ってくれた奴だよな。」

とスマホの画面を見せてくれました。

Y君は確認します。

確かにY君が撮影した物でした。

写真にはただ、変わったものが写っていたのです。

石柱の後ろの森には、Y君が人の顔のように見えた煙が鮮明に写ってました。

それは人が笑っているような表情の物。

それと、石柱の脇から人の手がにょきっと出ていました。

青白い手で。

撮影した時は、Y君とM君以外誰もいませんでした。

Y君はぞっとして、布団を被り直ぐ寝たそうです。

その後は大阪に行ったり帰るまで何事も無かったそうです。

でも、Y君は

「二度とあそこには行きたくないんです。本当に体が重く気持ち悪かったんですよ。

不気味な感じで怖かったです。」とお酒を飲み真顔で話してました。

そんなY君の怖い体験でした。

スポンサーリンク
漁師の叔父が体験した怖い話(島根県大田市)
これは、私の叔父が実際に体験した話です。 私の叔父は漁師をしており、 海にまつわる不思議な話はいろいろと知っているようですが 海とまったく関係ないところで、まさかあんなに怖い目に合うとは。 思い出すと今でも全身に鳥肌...