これは私が体験した心霊体験、と言うよりは少し不思議な体験です。
これをきっかけに今まで霊的なものを信用していなかった私は、少し信じるようになりました。
少し昔、私を大変可愛がってくれた叔母が亡くなりました。
叔母はいつもニコニコしていて、笑うのが好きな人でした。
可愛がってもらったが故に私が抱いた悲しみは今思えば計り知れないものだったと思います。
しかし私は、泣くことを叔母は望んでいないと思うから泣かずに謙虚に振る舞おうと考えました。
何日かたち、通夜の日がやってきました。
通夜は葬儀会場で行われ、中に入ると悲しみに暮れた方々が沢山いました。
私は前述した通りの考えのもと、謙虚に振る舞いました。
しかし時間が経つにつれ、涙腺が緩んできてついに涙が流れてしまいました。
涙が少し流れたその瞬間でした。
歪んだ視界に何やらオレンジ?のような暖かい色をした
球体(オーブ?)のようなものが確かに肉眼で見えたのです。
最初は蝋燭の火の色が涙で歪んでそう見えているのだろうと思いましたが、
蝋燭は球体が見えたところからかなり遠くの位置にあり、視界には入らない位置でした。
それを確認した瞬間に球体は存在を確認した位置から下へ下がる形に移動し薄くなり消えてしまいました。
その直後、一瞬脳に直接小さな電磁波が迸るような感覚になりました。
その後です。
何故か溢れそうになっていた涙が急に枯れ、涙が出なくなっていました。
通夜が終わり、あの現象には何の意味があったのか考えました。
少し考えた後に一つの結論に至りました。
叔母が慰めにきてくれたのだと。